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ふたりは 冬の日の帰り道に
星を眺めていました

眺めれば眺めるほど
星の数は 増えていきます
夜の中にいれば いるほど
目が慣れてゆくのです

ふたりはキスをしました

「ねぇ 僕は君より目が慣れてきたようだから
言うけどさ あの南十字星の向こうに どんどんこっちへ 向かってくる星があるんだよ
たぶん流れ星だと思うんだけど なんだかワクワクするんだ
待っていれば じきに見えてくるだろうけど
途中で消えたりするからね」

「そう たのしみだね
あなたにみえて わたしにみえないもの」

わたしにみえて あなたにみえないもの
でも触れ合うと 簡単に共有できる

同じ気持ちである ということは
違うより 苦しいときもある

わかりあえる ということは
手をつなぐより 暖かいことがある

優しさが溢れすぎて
足がもつれることもある

ふたりの間にある光景が目をかすめ
次の一歩が見えなくなることがある


でもなぜか 歩いていける