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「森崎書店の日々」という映画を鑑賞しました

失恋をして 叔父の経営する小さな古本やさんの2階に
暮らすことになった女の子の話

神保町を舞台に 古本屋さんや喫茶店など
わたしの古巣のAMULETも登場していました!

そのなかで 森崎書店という古書店を経営する叔父さんが
値つけをするシーンがありました
おじさんが丁寧に一冊一冊 本に触れて撫でて
えんぴつで値段をつけます

1冊どうにも値段がつかない という本がありました
本文を読んでみたり 装丁を眺めたり 
しかし迷い決まらず 結局引き出しのなかに

ふだん古いものに値段をつける仕事をしているので
この場面に 深く共感してしまいました

古いものの価値というのは 
そのものが持つ思い出に等しい気がします
それを数値で表すことはとても難しいことです

古本に挟まれた押し花やひかれた赤線
机に刻まれた落書き
前の持ち主が注いだ愛情とか思い入れ
時を重ねて 重ねて まわり巡り
今ここにあるという不思議

そういう物語があるものを扱うということは
背筋をしゃんと伸ばして
もの言わぬものが声なく語っていることに
耳を傾けようと真摯に向き合うことが大切なんだなーと
改めて考えさせられました

ところで 神保町は世界一本屋の多い町だそうです
すごいですね
神保町の町自体が 本のようだという描写がありました

本は閉じていると静かだけど いったんページをめくると
おしゃべりを始めて賑やか

そのなかに人が一生かけて見つけた真実や宝物を隠して
静かにページが開かれる時を待っている
本って すごいです